エギシャープとモンローエギの違い
EGISHARP Monroegi
動き、アクション違いを解説
大分型、山川型とは
エギの歴史
エギの歴史はとても古く、江戸時代に日本(鹿児島)で生まれたと言われており、徐々に日本各地に広がっていった。その過程で、その地にあった形状が生まれ○○型と言われるエギの形が伝承されることとなる。代表的な型といえば「大分型」「山川型」 「五島型」「山陰型」である。その中でキャスティングのエギングにあった形状が「大分型」と「山川型」であり、市販品のほとんどがこの型を参考に作られている。では大分型と山川型の違いについて解説していこう。
「大分型」のエギ
エギシャープ
大分型で代表されるキーストン製エギといえば「エギシャープ」。市販されている約8~9割のエギが、大分型をベースに作られている。その特徴といえば、ダートとしゃくりの軽さ。ショアからの キャスティングのエギングにおいて重要な要素を併せ持つ形状であり、沈下速度の豊富さも大分型の特徴でもある
「山川型」のエギ
モンローエギ
山川型は鹿児島県、薩摩半島の 最南部に位置する山川町で長年受け継がれてきたエギの形状である。その特徴は、エギの中心部から後方にかけての腰の部分に浮力の強い部分があり、縦によく跳ねる特徴を持つ。また大分型と比較し、沈下角度がやや前傾姿勢となり、移動距離を抑えて攻めることができる。キーストン製エギの中では「モンローエギ」シリーズがこの山川型をベースに設計したエギとなる。
大分型と山川型
型の違いに よる使い分け
では、どのように大分型のエギ「エギシャープ」と山川型エギ「モンローエギ」を使い分けるのか。メインでの使用はエギシャープとなるだろう。場所や条件を選ばず使用が出来、沈下速度とカラーの豊富さで様々な状況に対応できるからである。
モンローエギはその特徴から、起伏の激しい岩礁エリア、駆け上がり周辺をじっくり攻めたい、そういう状況に対応する。
大分型、山川型の特徴を知り、状況に応じて使い分けることで釣果に結び付くだろう。