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ドリップベイト90発売決定!
8月中旬頃発売開始 開発が進んでいたドリップベイト90。ようやく納得できるバランスに仕上がり、一般発売することが決定。前回のブログでは一旦REVOLTブランドで発売・・・と書いていましたが、量産体制がすでに整っており、また小売店様からのお問い合わせも多くなってきているため、一般発売することになりました。 現時点では8月中旬頃の発売を予定しております。カラーに関しては、モンロー夜焚きで実績のあるカラーと、今回新たに採用したカラーを組み合わせて、合計8色の予定です。詳細に関しましては、今後随時各SNS等でご案内致します。 ・モンロー夜焚きとの比較 よりシルエットをベイトに近づけたいとの思いから、極限までボディを細くしている。写真の一番上はモンロー夜焚き2.5号、真ん中がドリップベイト90、一番下が少し小さめのキビナゴ。潮受けの良さは圧倒的にモンロー夜焚き。一方ドリップベイトは、船のライトに集まってきたイワシやキビナゴ系を追って浮いてきた場合におすすめ。 ・モンロー夜焚き→4~5秒/1m ・ドリップベイト90→5~6秒/1m ・群れから外れたベイトをイメージ イカは、あまりベイトの群れの中に突進して捕食しようとしない。群れの中で弱った個体や、外れた個体を捕食することが多いため、よりベイトに近いシルエットや動きを演出するよう設計。 初回は合計8色の予定だが、来年以降追加カラーもリリース予定。 ・釣れる棚の違いによる食性の違い 様々な状況下でテストしてきて感じたことがある。「底付近では潮受けの良いエギの釣果が良い」ということ。底付近ではドリップベイトより、モンロー夜焚きが釣果が良いことが多いと感じている。おそらく底付近は、あまり活性が高くない個体が多いことと、小魚だけではなくエビ等の甲殻類も捕食ターゲットになっており、そのあたりがエギの違いによる釣果の差に関係しているのだろうと感じている。 また、エサ巻きを使用した際に、底付近ではエサをボロボロにされることが少ないが、中層で掛けるとエサがボロボロになっていることが多い。この違いは中層では、活性の高いイカが小魚を捕食しに浮いてきていることの表れだろう。釣れる棚の違いによる食性の違いは今後更にデータ集めをしたいと思う。 ・ギリギリまで調整した沈下速度と角度 当初はより遅くしたほうがいいのではないかと考えていた。1m沈下速度10秒以上。この場合、イカメタルのドロッパーとしての使用は、抜群であったがオモリグでの使用は、あまりいいと言えなかった。沈下速度が遅すぎると、潮に負けてしまい泳ぎが不安定で、アタリも出にくい。最終的には1mの沈下を5~6秒で調整。また、沈下角度を前傾姿勢から水平に近い状態へ調整。この結果、イメージ通りの群れから外れたベイトを演出し、アタリも出やすく釣果も申し分なしとなった。 発売後は、さまざまな条件でお試しいただければと思います。オモリグやイカメタルのドロッパーの1つの選択肢としてご使用いただければありがたく思います。 ←開発ブログに戻る
ドリップベイト(仮)
Drip BAIT 75&90 開発が進むドリップベイト75、90 コンセプトは「ホバリング」 Drip Bait 75&90 現在開発を進めているイカメタル、オモリグ用エギ【DripBaitドリップベイト(仮)】シリーズ。数年前のオモリグプレミアム福袋に当時のプロト品が入っていたのでご購入の方は、ご存じかと思います。 オモリグの人気が出てきていた2014年。現在のモンローエギ夜焚きチューンの開発と同時に、このドリップベイトシリーズの開発も進めていたが、当時は潮受けがよくキャストのオモリグにも抜群の釣果を出していたモンローエギ夜焚きチューンが、この釣りにおいて効果的であるとのことで発売に至った。 当時、リーダーはフロロを使い、長さは1m。キャストする場合もあれば、バーチカル真下に落とす場合もあった為、様々な条件下で対応できるモンロー夜焚きの特徴がマッチしていたのだと思う。 時が過ぎ現在では、リーダーはエステル、山陰ではリーダーの長さ1m以上でキャスト中心。その他の地域では50~80cmで、キャストよりもバーチカル真下に落とすことが多い。この違いは主に船の流し方の違いによるもの。山陰はアンカー固定のアンカリング。その他の地域はパラシュートアンカー(シーアンカー)を使った流しの釣りをやる場合が多い。アンカリングの場合、リーダー1mでバーチカル真下に落とすと同船者との絡みが増えるため、キャスト中心となる。 オモリグ人気の全国的な広がりで、様々な仕掛けや、攻め方が確立されてきたが、その中でバーチカル真下のオモリグに最適なエギのバランスはどういったモノがいいのか考えるようになった。もちろん既存のモンロー夜焚きで十分対応できることも多いが、イワシやキビナゴ系のベイトによりシルエットを近づけ、アクション後に水中で「ピタッ」と止まるようなバランスのエギがあれば、より攻めの幅が広がるなと思うようになり、開発が止まっていたドリップベイトを再度設計し直すこととなった。 現在、ボディの浮力バランスと、シンカー重量を調整段階。90サイズ(2段針)のバランスは理想通りで釣果も申し分なし。75(1段針)は、釣果がイマイチで浮力が少し強いので、もう少し調整が必要。 現時点で、発売は未定だがカラーラインナップで悩んでおり、ユーザーの皆様にシーズン中ぜひお試しいただき、ご意見いただければなという思いもあるので、個数限定でREVOLTブランドより発売できないか検討中。詳細が決まり次第、公式LINEにてご案内いたします。 ←開発ブログに戻る
Day Break 3.3 Ver.0042
Day Break:Ver.0042 デイブレイク3.3号35gVer.0042の販売日時が決まりましたのでご案内致します。 2022年11月21日(月)12時30分頃から オンラインストア&ダイレクトショップ店頭 販売開始となります。今回はTESTカラー5色追加し、合計で10色となります。オンラインストアならびにダイレクトショップ店頭ともに12時30分頃からの販売となりますので、ご注意ください。在庫はわけておりますので、オンラインスト完売でも、ダイレクトショップ店頭在庫ある場合があります。 今回5色追加となりますが、ユーザーの皆様からご要望頂いていたカラーや、REVOLTプロモーターでもあるハヤケンが様々なカラー試してきた中で、好調だったカラーを追加してます。 写真上部から 「SG」シルバーベース、グレー 「GO」ゴールドベース、オリーブ 「GP」グリーンベース、ピンク 「BO」薄いブルー、オレンジ 「PR」ピンクベース、パープル となります。 (TESTカラーにつき名前は決まっておりませんm(__)m) ご要望を反映 前回よりも総数多くご用意しておりますが、完売の際は次回完全受注生産にてお受けする予定です。これも、ユーザーの皆様より様々ご要望を頂き、工場側に相談し12月に生産予定だった福袋枠を、受注生産に切り替えて生産することに決まりました。 現時点では12月上旬に受注受付→12月末から1月末にかけてお届け予定です。キャンペーンも同時開催します! また、楽天市場でも販売してほしいとのご要望もあり、次回受注生産時はキーストンDS楽天市場店でも受注を承ります。もちろん受注期間にご注文頂いた分は、すべて作成しお届けいたします。 また今回の11月21日販売分は、なかなか購入できないので、お一人様1カラー1個までに制限して欲しいとのお声があり今回はそのようにいたします。12月受注生産時は個数制限は設けません。 詳しい日時や、キャンペーンの詳細は決まり次第ご案内致します。 DAY BREAKページ↓ https://keystone-ds.com/pages/day-break ←開発ブログに戻る
現在進行中の開発製品
開発製品 現在開発が進んでいる商品の中で、公開できるものと公開できないものがある。公開できないものは「産業財産権の申請」「新しいコンセプト」などが理由としてあるが、これは他社に同じような商品を先に発売されないように考慮しなければいけないということがあるから。 よく発売前の商品や、開発中の商品にモザイクをかけて写真をSNSに投稿することがみられるが、そういった理由からである。 開発に時間をかけて、よりよい商品を一般発売したいという思いがあっても、発売前に他社に同じような商品を発売される可能性や産業財産権を出されることだってある。残念ながら、現在の釣具業界では、見た目やコンセプトをパクるマネする参考にすることは良く行われ、海外で日本メーカーのコピー品を生産、販売されていることも少なくない。 ただ、見た目やコンセプトを真似できても中身はそう簡単に真似できない。エギやルアーだと強度、浮力、姿勢、動き。 発売前の開発商品を公開することは、ユーザーの皆様にとっては悪いことではない。キーストンとしても、日本でのモノ作りに真剣に取り組んでいることを知ってもらいたい、またユーザーの皆様と意見を交わしながら商品開発をしたいとの思いもありREVOLTブランドを立ち上げた。 REVOLTブランドとは→https://keystone-ds.com/pages/revolt 開発最終段階 開発が最終段階のプロダクトがあるので、ここでご紹介。以前より多くのご要望を頂いていた早福型/邪道編3.0号。5年以上前から開発が進んでいたが、エサを巻いた状態でのバランス調整が難航し開発がストップしていたが、この数か月で一歩前進。 現時点で発売時期は未定だが、これから始まるトップシーズンに向けて何らかの動きがあるだろう。 3.5号V1の重量は16g。3.0号V1は重量12~13gで調整中。 その他に、エギシャープ4.3号もこれから最終段階へ??来季の夜焚きシーズンに向けても新たなコンセプトのエギも進行中。今後このブログにて紹介していきたいので乞うご期待! ←開発ブログへ戻る
TRエギ開発の難しさ
development blog ショップ運営と兼務で開発業務を行っているDSスタッフによる開発ブログ TRエギ開発の難しさ 開発がスタートして何年経つだろうか。キーストン製のボートエギング、ティップラン用エギ「DAY BREAK/デイブレイク」。今年の4月に「VER.0021」を一旦発売しましたが、その後修正が加わり、「Ver.0041」を10月中旬?下旬?には再販売できそうです。 「VER.0025」というのは、第一弾プロト品から修正が加わった回数。なぜそれほどまで修正が必要なのか、それはティップランエギ、ウレタン製エギの開発の難しさが1つの要因。 現在ルアーやエギの開発の進め方として一般的なのは、プロトとなるテスト品を切削マシーンで削り出し、ウエイト等を調整。その後実釣テスト→修正を加え、OKとなれば金型作成→量産となるのですが、これはABS樹脂(一般的なプラスティック製ルアー、エギ)に限った事です。 キーストンが使う硬質発泡ウレタン素材でのプロト品作成は、ABS製と同様、1つ1つ削り出して作れなくはないのですが、バランスや、浮力がプロト品と量産品で変わってくるので、プロト品であっても金型が必要となる。 高額な開発、金型費用 金型を作成する場合、相当な費用を投資することになる。自社で一貫して開発から金型作成、製造販売まで行っているので、外注するよりは費用抑えられるが、その金額は1つの金型作成するだけでも相当な額に。 もし仮に、今回のように金型を何度も作り直すことになると、そのかかった開発費用は、一般発売時に商品価格にプラスすることになる。そうなると販売価格は・・・ 今回何度も金型を作り変えているのは、デイブレイクの特殊構造とキャップシンカー(仮面シンカー)にある。ヘッドシンカー部とボディ接合部の強度を確保するための構造と浮力バランスは、見えない部分ではあるが妥協できないところ。 また市販のキャップシンカーに可能な限り合わせるのも重要な点。 キャップシンカー デイブレイク専用のキャップシンカーを作る予定はあるが、発売までは時間がかかり、いつ発売できるかは現時点で未定。 可能な限り他社メーカーさんのキャップシンカーが装着可能な形状にすることが、ユーザーの皆さんのことを考えればいいだろうとの思いで設計開発を進めた。ただそのことが、設計を難しくし開発に時間を要することになった。 4月に発売したデイブレイクver.0021もある程度対応するように設計していたが、固定するためのバンドがキャップシンカーによっては、うまくはまらないことがわかり修正することに。 Ver.0021で、すごく釣れてよかったと言っていただいた方もいらっしゃいましたが、キャップシンカーの固定方法や重量に関するご意見も頂き、修正を加えることに。 デイブレイクVer.0025 Ver.0021は重量を27gに設定し、キャップシンカーをはめて使うことを想定していたが、単体で使う方が予想以上に多く、単体で幅広い水深に対応できるようにVer.0022以降は若干ウエイトアップをして開発を進めることに。 また、市販のボートエギング&ティップランロッドの一番柔らかいモデルでも、MAXウエイトが~40g50gくらいなので、範囲内に収まり、シャクリやすい重量に調整。最終的には35g程度に修正。開発テスト担当しているプロモーターHAYAKEN氏からもGOサイン出たので、現在製造を進めている。 今後さらに修正が加わる可能性があり量産も困難なことから、しばらくの間はREVOLTブランド(プロト品)での販売になりそうです。 まずは10月中旬、Ver.0025販売詳細はKEYSTONE-DS公式LINEにてご案内をお送りします。 written by Kuboken ←開発ブログに戻る