喜界島レッドモンスターエギング

レッドモンスターを狙いに鹿児島県喜界島に行って参りました。

喜界島は鹿児島から南へ約380km、奄美大島から東へ約20km。島の多くがサンゴ礁で出来ていて、今現在も毎年2mmほど隆起しているそうです。成長を続ける島に、進化を続けるキーストンが挑んできました。

鹿児島からおよそ11時間、フェリーに揺られ目的地まで。フェリーの中は快適で、売店やシャワーなどもありました。ほとんどを寝て過ごし、朝の4時半に喜界島に到着となりました。この日はシケによる条件付き航海となり、着岸場所が平常時の反対側の港となりました。

今回は、キーストンフィールドサポーターの若松さんと若松さんのお父さんにガイドをして頂き、いろいろなポイントを案内して頂きました。心強い味方に感謝です。

初日は夕方から、リーフがメインとなる磯場に入りました。夕マヅメのタイミングでいい雰囲気の中シャクリますが、ヒットしてきたのはアオリイカの中でも小型なクワイカ系アオリイカが1杯のみ。潮止まりのタイミングで移動しました。

2カ所目は堤防から。横風が邪魔をする中なんとか釣りに集中します。完全に時合が過ぎた23時頃、隣でシャクっていた若松さんのお父さんにヒット。丁寧に寄せてくると2700gの良型のアカイカ系アオリイカ。群れが寄ってきたのかと思いきや、その後は再度沈黙。

ヒットエギはエギシャープ3.8号V1プロトカラー

そこから1時間後、フルキャスト後、丁寧に誘い続けて足元付近にエギが来た時にジワッと抑えるようなアタリが。アワセを入れて寄せてくると1400gのこちらもアカイカ系アオリイカ。目標としていたレッドモンスターには程遠いが待望のアカイカ系アオリイカにホッとしました。ただし狙うはレッドモンスター。気合を入れ直しシャクリ続けます。

しかし、この日は900gのアカイカ系アオリイカを追加しただけであとは続かきませんでした。

2日目、赤侍こと金城太志郎さんと合流する為空港へ向かいます。若松さんと3人で合流しお昼ご飯を食べた後、夕方に向けて準備開始です。この日はこの遠征唯一風が収まる日、準備する手に力が入ります。

ポイントに到着し後から来られた地元アングラーの方々に撮影の断りを得てから釣行スタート。

夕マヅメが過ぎ、辺りも完全に暗くなり時合スタートかと思ったのですが、完全に沈黙。周りには4人の地元アングラーの方々が来ていたのですが、いずれもノーヒット。風が収まっても釣れるとは限らない。遠征の難しさを再確認しました。

そんな沈黙を破ったのは赤侍さん。「よっしゃ~!!」竿は大きくしなっている。

キャッチしたイカは2550gの良型アカイカ系アオリイカ。良型に思わず笑みが零れる。遠征でキャッチしたイカはひとしお嬉しいものです。

その後は潮も動かず、トラフコウイカを追加しただけとなった。

翌日は台風並みの爆風となり、安全の為に釣りは中止となりました。これも遠征あるある。天気はどうしようもありません。

まったく知らない土地、喜界島での遠征は終わった。運よくアカイカ系アオリイカにも出会えたが遠征はやはり難しい。常に新しいものに挑戦し、夢を追い続けることをあきらめない限り、いつかこの手にまだ見ぬサイズのレッドモンスターをキャッチできると信じて。

使用タックル

ロッド:ダイワ STOIST AGS 80LM SMT 

リール:ダイワ イグジストLT2500

ライン:サンライン ソルティメイト PE EGI ULT HS8 PE0.7号240m

リーダー:サンライン EGI Leader FC HARD 3.0号

エギ: キーストン エギシャープ

written by Hayaken