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TRエギ開発の難しさ
development blog ショップ運営と兼務で開発業務を行っているDSスタッフによる開発ブログ TRエギ開発の難しさ 開発がスタートして何年経つだろうか。キーストン製のボートエギング、ティップラン用エギ「DAY BREAK/デイブレイク」。今年の4月に「VER.0021」を一旦発売しましたが、その後修正が加わり、「Ver.0041」を10月中旬?下旬?には再販売できそうです。 「VER.0025」というのは、第一弾プロト品から修正が加わった回数。なぜそれほどまで修正が必要なのか、それはティップランエギ、ウレタン製エギの開発の難しさが1つの要因。 現在ルアーやエギの開発の進め方として一般的なのは、プロトとなるテスト品を切削マシーンで削り出し、ウエイト等を調整。その後実釣テスト→修正を加え、OKとなれば金型作成→量産となるのですが、これはABS樹脂(一般的なプラスティック製ルアー、エギ)に限った事です。 キーストンが使う硬質発泡ウレタン素材でのプロト品作成は、ABS製と同様、1つ1つ削り出して作れなくはないのですが、バランスや、浮力がプロト品と量産品で変わってくるので、プロト品であっても金型が必要となる。 高額な開発、金型費用 金型を作成する場合、相当な費用を投資することになる。自社で一貫して開発から金型作成、製造販売まで行っているので、外注するよりは費用抑えられるが、その金額は1つの金型作成するだけでも相当な額に。 もし仮に、今回のように金型を何度も作り直すことになると、そのかかった開発費用は、一般発売時に商品価格にプラスすることになる。そうなると販売価格は・・・ 今回何度も金型を作り変えているのは、デイブレイクの特殊構造とキャップシンカー(仮面シンカー)にある。ヘッドシンカー部とボディ接合部の強度を確保するための構造と浮力バランスは、見えない部分ではあるが妥協できないところ。 また市販のキャップシンカーに可能な限り合わせるのも重要な点。 キャップシンカー デイブレイク専用のキャップシンカーを作る予定はあるが、発売までは時間がかかり、いつ発売できるかは現時点で未定。 可能な限り他社メーカーさんのキャップシンカーが装着可能な形状にすることが、ユーザーの皆さんのことを考えればいいだろうとの思いで設計開発を進めた。ただそのことが、設計を難しくし開発に時間を要することになった。 4月に発売したデイブレイクver.0021もある程度対応するように設計していたが、固定するためのバンドがキャップシンカーによっては、うまくはまらないことがわかり修正することに。 Ver.0021で、すごく釣れてよかったと言っていただいた方もいらっしゃいましたが、キャップシンカーの固定方法や重量に関するご意見も頂き、修正を加えることに。 デイブレイクVer.0025 Ver.0021は重量を27gに設定し、キャップシンカーをはめて使うことを想定していたが、単体で使う方が予想以上に多く、単体で幅広い水深に対応できるようにVer.0022以降は若干ウエイトアップをして開発を進めることに。 また、市販のボートエギング&ティップランロッドの一番柔らかいモデルでも、MAXウエイトが~40g50gくらいなので、範囲内に収まり、シャクリやすい重量に調整。最終的には35g程度に修正。開発テスト担当しているプロモーターHAYAKEN氏からもGOサイン出たので、現在製造を進めている。 今後さらに修正が加わる可能性があり量産も困難なことから、しばらくの間はREVOLTブランド(プロト品)での販売になりそうです。 まずは10月中旬、Ver.0025販売詳細はKEYSTONE-DS公式LINEにてご案内をお送りします。 written by Kuboken ←開発ブログに戻る
オモリグ/ドリップシンカー
development blog ショップ運営と兼務で開発業務を行っているDSスタッフによる開発ブログ オモリグシンカー 数年前より開発が進んでいるオモリグシンカー。2021福袋&2022福袋のオモリグプレミアムセットにプロトタイプを入れていましたが、ようやく発売となります。ただ、現時点で量産が難しく、今後カラーや号数の追加も検討していることから、まずはREVOLTブランドから発売します。 オモリグのシンカーって、なんでもいいでしょ。形状の違いによる釣果に差はないでしょ。シンカーでイカ釣るわけじゃないし。そう思っている方も多いでしょう。私も当初はそうでした。 ただ、長年オモリグやっていると、シンカーの重要性がわかってきます。「イカを寄せる力」「絡みの原因」「厄介者のフグ、サバのアタック」「エギの動きへの影響」「沈下の安定性による速度差」。 理想の形状は 六角、ナス、ホゴなど様々な形状のシンカーがあるがオモリグに最適な形状はどれが理想的か。 「シャクリの軽さ」優先で選ぶなら細身のシルエットのホゴタイプだろう。ただ、本来のホゴタイプは根魚狙い時など根の荒い場所で根掛かりしにくい形状で設計されており、シャクりの動作を行うと動き過ぎる印象がある。 「動きを抑える」ことを考えると六角、ナスであろう。ではなぜオモリグにおいて、シンカーの動きを抑える必要があるのか。それは、アクションの際シンカーが目立ちすぎて、イカや魚のオモリアタックが増えるからである。 「トラブルレス」も重要。現在、様々なオモリグ用パーツが発売され、数年前と比較すると、シンカー周辺の絡みは随分少なくなった。シャクリ方やパーツの種類によっても差があるが、釣り人が思っている以上にシャクリ時、回収時にシンカーが回転し、絡みトラブルの原因となっている。 「フラット面」写真を見るとわかるが、六角やホゴの一部にはフラットな面がある。これは船上に置いた際に転がらないという利点はあるが水中では「フラッシング効果」があり、フグやサバのアタックが増えてしまう。新品のシンカーが特に多く、何度か使い鉛がくすんだシンカーがトラブルが少ないと言われる理由は、このフラッシング効果が理由だろう。 Drip Sinker 開発を進める中で目指したのは、ちょっとだけ長いナス型。 キャスト時、水中でのフォール時の安定した姿勢。シャクリ時の動きを抑え、またフラットな面を無くすことでフグやサバのシンカーアタックを減らす。内蔵サルカンによるシンカー回転時のトラブル軽減。 まずは2色(グレー、ブラック)だけの発売となるが、エリアによってはグローが好まれるところもあり、また30号35号40号のご要望もすでに頂いているので、今後量産体制を整えつつラインナップを増やす予定。 ご使用後のご感想はお気軽にメッセージ下さい。 written by Kuboken ←開発ブログに戻る